「ゴールドムンド」というメーカーをご存知だろうか?
もちろん、カメラのメーカーではなく、
スイスに本拠地を置くオーディオのメーカーだ。
シンプルな外観とその高度な工作精度、 私はオーディオも大好きなので以前からの憧れのブランドなのだが、 古いオーディオ雑誌をめくっていると興味深い記事に出くわした。 この芸術品のようなアンプのボリュームとセレクタの 「まね」と言うより、ライカに対する憧れが ライカのノブでふと思い出し、 ライカに関する記事を引っ張り出してきた。
そしてハイスピードで現代的な音で人気の機器を
次々と送り出しているブランドだ。

http://www.stellavox-japan.co.jp/products/goldmund/index.html
ノブはライカの巻上げノブをまねて
デザインしたものらしい。
このデザインを採用した要因であるようだが
両方好きな私にとって興味深い話だ。

もっとはるか以前のレコード芸術誌に連載されていた
評論家、故、瀬川冬樹さんの
(以下引用)
1930年代に作られたライカの見事さは、いまでも語り草になっている。
大切に保存された製品や、さんざん使い古されながら生き残っている製品から、
そのすばらしさを読みとることができる。
黒塗りのボディの塗装は、さながら漆の滑らかさで、
そこに特殊な工法で純銀の文字が象嵌されている。
入念な塗装が剥げ落ちて真鍮の地が露出し、
ニッケル・メッキしたノブのローレットの山がスリ切れるまで使っても、
むしろそのあたりから一層調子が出てくるといわれるくらい、
そのメカニズムの耐久力にも定評があった。(以下略)
オーディオもカメラも時間の差こそあれ
デジタル化の波に晒され
新しいものこそ最高という風潮が出来上がった。
しかし、時代錯誤ではなく、
本物の機械に触れる喜びを忘れたくない。
今回は渋谷からお送りしました。